何が最適?入浴介助における介護職の身なり

安全に注意しなければならない、入浴介助。要介護者に快適な入浴を提供するため、介護職は適切な身なりで入浴介助を行いましょう。

入浴介助に携わる介護職の基本の服装は、半袖のシャツとズボンです。入浴介助用のものを用意しておき、着替えて介助します。服は施設等からの支給ではなく、自身で用意することがほとんどです。動きやすくてシンプルで、濡れても問題ない服を準備しましょう。撥水加工されているシャツやズボンもたいへんおすすめです。

入浴介助は、一人の要介護者だけに対して行うのではありません。一日に何人も対応することが多いため、一度服が濡れてしまうとそのままの状態で入浴介助を続けなければなりません。水を弾く加工がしてあるものを身に付ければ、下着が濡れるのを防ぐこともできて便利です。服を守る入浴介助エプロンも大事なアイテムですが、エプロンをつけることで介助しづらくなっては困ります。動きやすいものを選んで使用することが大切です。

マスクや手袋も、入浴介助の必需品です。入浴介助は高温多湿の環境で行うため、通気性のよいマスクを使用するとよいです。ロングサイズの手袋も重宝します。水が入りにくいような締まるタイプのものがおすすめです。要介護者の体を優しく洗える手袋タオルもたいへん便利です。

入浴介助中の靴については、サンダルや長靴を使用するとよいです。滑りにくくて動きやすいものを用意しましょう。介助中に要介護者を踏んでしまうことのないよう、十分注意することが重要です。